毎年この時期にやってくるのが、母校の中学校で行われる「ようこそ先輩」の授業です。
この授業は。業種・職種、働き方にとらわれず、20名の先輩たちからキャリアデザインについて学ぼうという企画です。私は今年で4年連続、4回目の登壇になりました。
学校の敷地に一歩足を踏み入れると、歴史と風情のある校舎や講堂に懐かしさを感じ、また中学生との出会いにワクワクしながら待機時間を過ごします。
今年も久しぶりに再会した友人たちと楽しく談笑したり、あらたな顔ぶれがあったり…と、毎回発見があります。
授業でお伝えする内容は、毎年少しずつ変化していて、今年は「キャリアデザイン」や「心理学」の内容をベースに「魔法のしつもん」のエッセンスをひと振りしました。
とくに今回の授業で中学生たちにお伝えしたのは、
『自分の人生は自分で舵をきること』
『好奇心を持つこと』
『チャンスの波にのる勇気を持つこと』
…の三つでした。
実はこれ、私自身の失敗経験があってお伝えしていることでもあります。
ずいぶん長い間、親(…というより、母)の顔色を伺い、物事を決めてきました。そこには自分の意思はありません。
常に人任せ、もっと言えば、上手くいかないときは「お母さんのせいよ!」と考えることもしばしばでした。
でも、こんな調子ではそのうち上手くいかなくなります。そして、たしかに上手くいかなくなることも多々ありました。
中学生たちが私のような経験はせず、自分らしい人生を描けたらいいなぁーと思いながら、今回もライブ感満載でお話しさせていただきました。
この授業は二部構成。
後半は生徒たちからの質問タイムです。
毎度、事前の質問事項はいただかないので、その場で出てくる質問に答えるのですが、いやぁー、中学生の視点はほんとうに鋭いです。
私が中学生のときには到底思いつかないような質問が続き、最適なこたえを探そうと、私の脳みそがフル回転しているのを感じました(笑)
目をキラキラさせて、ウンウンとうなずきなら、メモを必死に取りながら聴講してくれる中学生たちには、感謝の気持ちがこみ上げてきます。
これからの中学校生活をのびのびと過ごして、自分が思うとおりの人生を歩んでいってくれることを、遠くから応援していようと思います。
全授業が終わったら、恒例の写真撮影。
友人たちとの定点観測になっています(笑)
また来年は「さらに進化した私」でお伝えできると幸せです。
こちらでもご一緒できることを楽しみにしています。