自分軸をつくるコツについて

正しいか正しくないかではなくて「私はこう考えている」

それを自分の言葉で表現するって、結構できていない気がします。

かくいう私も、それさえ忘れていた自分を思い出しながら、今日のブログを書いていますよ。

というのも、先日実家に立ち寄った時のこと。

久しぶりに父とあれこれ昔話に花を咲かせました（笑）

実は私、19歳の時にカリフォルニア州のサクラメントに短期留学していました。

当時の私は、自分の胸の内を語らずに、言わなくても察してよ！と思っているメンドクサイ19歳でした（汗）

ホストファミリーと話すのも、同い年のジェニファーと話すのも、弟のジェイソンと話すのも、学校で先生と話すのも英語です。（←あたり前じゃ！）

英語がそんなにできるわけでもないのに、行きたい！って言う気持ちだけはあって留学したものだから、ステイ中のコミュニケーションには苦労しました。

考えや気持ちをうまく表現できない自分の不甲斐なさにイライラを募らせ、 同じ家にステイしていたペラペラスピーカーのRomyには常に劣等感を感じていました。

ホストファミリーは私をいつも助けてくれていたのに、それに対して上手に感謝の気持ちを伝えることができず、もどかしい気持ちでいました。

一緒に留学した友人たちやチューターたちと、できないなりに英語でコミュニケーションをとる中で学んだことは、「私はこう考えている」と、自分の言葉で伝えることの大切さでした。

そこには、正しいとか、間違ってるとかはありません。

そこにあるのは、「私が考え、感じて発した言葉はこれだ」ということだけです。

どうやら私が幼いころから気にしてきた、「なにごとも間違ってはいけない」の考えは、必要のないことでした。

そのことを19歳の時に気がついていたのに、日本に帰って、普段の生活にどっぷり浸っていく中で、すっかり忘れてしまってました。（←アカンやろー！）

それをあらためて思い出させてくれたのは、地中海クルーズの旅でした。

乗り込んだ「セブンシーズ・エクスプローラー号」は、アメリカの船。

船内で飛び交う言葉はほぼ英語。

様ざまな国籍の方がいて、いろんな訛りがあって、ときには聞こえる言葉が宇宙語に聞こえて、「いま、なんて言いました？」ってこともしばしばでした（笑）

さて冒頭に登場した実家の父。

その日、こんなことを話してくれました。

「アメリカに行かせるのは相当心配だったけど、帰ってきたお前は随分大人になっていてびっくりした」

『「アメリカじゃ、正しいか正しくないかじゃなくて、私はこう思うってことを言うのが大事なんだ」て話してたぞ』

ってね。

その言葉を聞いて、ハッとしました。

私、そんな大事なことに19歳の時に気づいてたのにすっかり忘れちゃってた。

いい子でいることで、自分を納得させようとしていたなーって、思い出しました。

ラグジュアリーな船で行く地中海クルーズは、自分自身と向き合う時間がたっぷり。

これでもかッ！！！というくらい、自分と向き合う時間を過ごしました。

おかげで、私は「心からやりたい」と思えることを見つけることができました。

人生をかけてやり遂げたい「使命」と言えばいいでしょうか。

そんなお話も、12月2日の講演会ではお伝えしようと思います。

講演会「ラグジュアリークルーズで学んだ７つのこと」

お申し込みは、まだ間に合います。

日本を遠く離れた船の上。

言葉が通じない中のコミュニケーション術とは？

私の経験や、旅のなかで感じたこと、気づいたことが、お役に立てると嬉しいです。

12月2日は、大阪・心斎橋の会場でお会いできることを楽しみにしていますー！